- 日 程
甲府(自宅)5:00頃 −【自家用車】− 6:30頃 富士北麓公園 6:40頃 −【シャトルバス】− 7:20頃 富士山五合目 7:30頃 ・・【吉田口登山道】
・・ 13:40頃 富士山頂(お鉢巡り:日本最高地点)
14:25 ・・【吉田口下山道】・・ 19:30頃 富士山五合目 19:50 −【シャトルバス】− 20:30頃 富士北麓公園 20:40頃 −【自家用車】− 22:20頃 甲府(自宅)
- 富士山5合目まで:【標高2305m、7:30発】
富士山5合目(山梨県側)までは富士スバルラインを通って車で到達できます。
河口湖駅・新富士駅などから登山バスが出ています。
私の行った日は富士スバルラインが一般車両通行止めの日で、スバルライン入り口の富士北麓公園無料駐車場からシャトルバス(6〜23時:往復2000円)が運行していたので、それを利用しました。
5合目はバスターミナルや観光土産品店、食堂など普通の観光地の設備が整っています。また、杖も売っています。
- 富士山6合目まで:【標高2390m、8:05発】
6合目までは標高差もほとんどなくヒールでも歩けそうな平坦なハイキング道路です。
本格的な登坂前の準備運動になりますが、高山病になる人はこの高さでも具合が悪くなるようです(実際に目撃)、
体調に不安を感じたら無理せず5合目周辺のハイキングに予定変更しましょう。
- 富士山7合目まで:【標高2700m、9:05発】
砂地の急な登り坂が延々と続きます。空気の薄さを徐々に感じるようになります。
時間と疲労の割りには標高が稼げていない感覚になりますが、帰りに下山道から見上げると、ものすごい坂を登ったことに気付くと思います。
7合目には山小屋がたくさんあり、少し登ってはベンチで休み、また登っては休みと気分転換になります。
上を見ればまだまだですが、下を見ると結構登ったことに気付くと思います。
体調が悪くなったら、無理せず下山するか、山小屋で休憩・あるいは宿泊を決めこみましょう
- 富士山8合目まで:【標高3020m、10:30発】
岩場の急な登り道が延々と続きます。空気の薄さをはっきり感じるようになります。
登山の厳しさをヒシヒシと感じるようになりますが、上にも下にも山小屋が見えるので気分的には安心できます。
8合目まで登ると「登った!」の感じは味わえると思います。
体調に不安を感じたら、無理せず下山してもあまり後悔しないと思います。あるいは思いきって、山小屋で宿泊を決めこみ
御来光登山に変更するのも良いかもしれません(8合目から先は一段と厳しい状況になります。)
- 富士山々頂(吉田口)まで:【13:40着】
岩場と砂地の激しく厳しい登り坂が天の果てまで続きます。空気の薄さに苦しんで登山を後悔するかもしれません。
本8合目(標高3360m)の山小屋を過ぎると山頂まで山小屋はありません。山頂の鳥居が見えるのになかなか到達できない苦しさは、
胸突き八丁の名に相応しい事態です。10m進む困難を味わいながら休み休み行くしかありません。
山頂鳥居をくぐると「登った」という喜びより「もう登らなくても良い」の喜びかもしれません。
- お鉢巡り:【剣が峰(日本最高地点)標高3776m、14:25発】
富士山頂はちょっとした銀座(?)状態になっています。また、富士神社の奥宮は吉田口と富士宮口の2箇所造られているので
都合の良い方でお参りしましょう。
体力にゆとりがあれば、お鉢巡り(火口一周)に行きましょう。日本最高地点の剣が峰は吉田口山頂の反対側、富士山測候所
の場所になります。
ちょっとしたアップダウンの4Kmの行程ですが、空気の薄さでチョットした登りが「登山」になります。
それだけに「日本最高地点の碑」を見ると感慨深いものがあります。
空はものすごく蒼く、飛行機がずいぶんと低く飛んでいるように見えます。
富士宮口山頂には臨時郵便局もあって、「富士山頂の風景印」で手紙が出せますが、酸素不足でボーッとなるので誤字脱字には
気をつけましょう。
- 下山8合目まで:【16:00発】
砂地の厳しい下り坂が続きます。登山道から見るとなだらかな下り坂ですがとんでもありません。
すべりやすい急坂で、足腰への負担は登りの比ではないようです。 登りでは邪魔な杖も下りでは有効です。
下山道は8合目を過ぎると6合目まで山小屋等は一切ありません。体調や足腰に違和感を覚えたら迷わず山小屋で宿泊して体力を
回復してから下山しましょう。 作者はこの時点で右ヒザが少し痛くなっていたのですが、これが後に「死の行軍状態」を招く結
果になりました。
また、ここで富士吉田5合目方面と須走口方面の下山道が分岐します。案内板を確認して間違えないようにしましょう。
- 下山6合目まで:【18:45発】
砂地の想像を絶する厳しい下り坂が地獄の釜をめがけて延々と続きます。
位置的には7合目付近から右ヒザを曲げるのが痛くなり、塗り薬と休憩でごまかしながら、カニ歩きで「八甲田山の死の行軍状態」
になりました。荒涼とした眺めが延々と続くそれは、天と地の果てに相応しい情景です。
だんだんと下山道を行く人影も少なくなり、雨が降らないことだけを祈りながらの鈍足ぶりは日の陰るスピードには到底かなわず、
やはり牛歩となった家族連れに離れないよう頑張るだけでした。
薄暗くなった6合目山小屋はあまりに遠く厳しい道のりでした。
- 下山5合目まで:【19:30着】
登りのハイキング道路も、疲れきった下りの足には遠く長い道のりです。
6合目宿泊も考えましたが、頑張る家族連れに刺激され、また、夜間登山者で往来の多い比較的平坦な道のりと時間を考慮して、
雲の下で光る雷とぼんやりと明るさが残る空の下、5合目まで足を引きずりながら頑張ることにしました。
左ヒザも痛くなり始めロボット歩きになってしまうと、5合目の明かりが見えてもなかなかスピードはあがりません。
真っ暗になった山道から限界の歩みで転がり込んだ5合目の売店での「お疲れさま」が何より嬉しい言葉でした。
- 富士山の過酷さ:【おまけ】
富士山頂で飲み干したペットボトルをそのまま家に持ち帰ったら(ゴミの持ち帰りは最低限の常識です)、気圧差でペットボト
ルが無残にも押し潰されていました。
気軽に「富士山」と言っても、その過酷さは日本一の山に変わりありません。
- 装備品 :【重くなりすぎないよう、でも装備はしっかり】
食料:おにぎり3つ、カロリーメイト2箱、チョコレート・飴等の菓子類少々
水 :500ccペットボトル2本(山頂でお土産代わりに水補給も使わず)
服装:長袖シャツ、Gパン、帽子、軍手、トレッキングシューズ
衣類:カッパ、ウインドブレーカー、予備下着一式【念の為、防寒対策必要】
薬 :液体式湿布薬、バンドエイド、消毒薬、胃薬、日焼け止め
他1:ハンカチ、ハナガミ、ウェットティッシュ、手ぬぐい、コンパクトカメラ
他2:懐中電灯、ラジオ、ライター、ロウソク、折りたたみ傘、筆記具
【食料(食事)や水等は途中の山小屋でも調達できます、チョット高価ですけど】
- 注意点
・富士登山(スバルライン経由)最大の難所は、下りの8〜6合目間。
・時間は充分過ぎるくらいの余裕をとること(下山時にこれで救われました)
・出来れば日帰り登山はやめましょう(今回の反省点)
・空気の薄さは日本一過酷な地。
・単独登山はマイペースで進めますが、出来れば自分より遅くて丈夫な相棒と行きましょう
- その他
・夏のピーク時、富士スバルラインは一般車両通行止めになります(シャトルバス運行)
・トイレは山小屋を利用(ただし有料:百円程度)
・6合目〜山頂間は登山道と下山道に分かれます(吉田口登山道)
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富士山頂(拡大あり)
富士山測候所(拡大あり)
富士山火口(拡大あり)
火口の残雪(拡大あり)
日本最高地点にて
浅間神社奥宮(拡大あり)
山頂山小屋(拡大あり)
ペットボトル(拡大あり)
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